キャラクター紹介

バイキングスに登場する主要キャラのご紹介。
劇中に登場しなかった「裏設定」もご紹介します♪

一本木一途 いっぽんぎいっと  愛機:スペシャライズドALLEZ SPORT ナショナルREGULAR

凱旋学園高校2年生 凱旋学園自転車部部員 チーム・サイクロン所属レーサー  

何をやっても上手くいかない不器用な高校生。しかし幼少期から実家のラーメン屋「ラーメン神速」で出前の手伝いを自転車でこなし、自転車だけは唯一、体の一部のように扱うことができた。
「途中でやめたら僕は結局何もできない奴で終わってしまう」と考え、一度何かを始めたらやり切るまで絶対にやめようとしない。その一本気で一途な性格と、重量級の出前自転車で培った体力を武器に、やがて自転車レーサーとしての才能を開花させていく。

宮田すばる みやたすばる  愛機:コガミヤタFULLPRO-ALLOY

凱旋学園高校2年生 凱旋学園自転車部部員 チーム・サイクロン所属レーサー  

一途のクラスメイト。チーム・サイクロンに所属するスプリンター。そのスプリント能力は超高校級。
一途の中にレーサーとしての素質が眠っていることに気付き、チームに誘う。その後、凱旋自転車部の「復活」に奔走。短気だが照れ屋、そして仲間を思う気持ちが強い。一途の従妹の碧に虚しい初恋をする。
幼少期に当時の凱旋自転車部の黒田らに偶然に接触しており、それが今のすばるを形成する礎となっている。
ちなみにチーム・サイクロンは実業団登録チームでないため、凱旋自転車部と2足の草鞋を履いている。

知多剛輝 ちたごうき  愛機:ライトスピードGHISALLO

凱旋学園高校2年生 凱旋学園自転車部部長

一途やすばるのクラスメイト。父親は知多軽金属工業株式会社会長で自宅は豪邸というお坊ちゃま。
父親の趣味の影響で幼少の頃から自転車に造詣が深く、ロードレースに憧れ続けて来た。しかし生まれつき虚弱体質のためレースに出ることはできず、クラスメイトのすばるは彼の憧れの存在だった。一途たちと共に自転車部を興す際に誰よりも胸ときめいたのは、この知多だったに違いない。
一流進学校に進める学力の持ち主であるにもかかわらず、凱旋の名に憧れて入学したという、真の自転車バカ。

加納照美 かのうてるみ  愛機:キャノンデールSIX13FEMININE3

凱旋学園高校2年生 凱旋学園自転車部部員

加納姉妹・姉。身長145cm、体重38kgと小柄で、姉でありながら妹の瑠衣よりも小さいことにコンプレックスを持っている。しかし自転車は登りにおいてその体格をむしろ武器にできるということに気付き、夢中になる。
小柄な体格を利して、一途に負けないぐらいの登りの強さを発揮するクライマー。反面、風にはひとたまりもなく、下りも体重による慣性が見込めないため遅い。
性格は極めて明るく快活。負けん気も強く、感情的な一面も見せる。

加納瑠衣 かのうるい  愛機:ルイガノLGS-RAT

凱旋学園高校1年生 凱旋学園自転車部部員

加納姉妹・妹。姉の照美とは逆に、身長173cmで16歳女子としては長身。姉よりも大きく男子の平均よりも高い身長にコンプレックスを持っている。
姉と違い大人しい性格だが、ダウンヒルの快感に目覚めて以降、その体格とセンスを生かした下りの走りに磨きをかける。その走りは性格とは裏腹に思い切りがよく豪快で、同時にスムーズで華麗でもある。
自分よりも身長の高い馬場に親しみを感じているが、その気持ちを劇中で言葉には出していない。

馬場巨人 ばばまさと  愛機:ジャイアントTCR ALLIANCE1

凱旋学園高校1年生 凱旋学園自転車部部員

身長203cmのトールボーイ。
中学時代は野球部に所属し、エースとして活躍していたが、肩の障害で永遠に野球ができなくなった。野球と同じように、それ以上に燃えられるものを探し求めていた彼は、一途とすばるの導きにより自転車に出会う。
野球部時代に培った体力と長身を生かした豪快な走りを得意とするスピードマン。
しかし大柄な体躯のため体重が90kgと重く、長い登りは苦手である。

間引不二夫 まびくふじお  愛機:フジNEWEST1.0

凱旋学園高校1年生 凱旋学園自転車部部員

馬場のクラスメイトで、中学も同じだった。
体重92kgと馬場とほぼ同じ、身長が144cmと照美とほぼ同じという、完全な肥満児。当然、登りに激しく弱い。
だがその体型を逆に生かした強風の中における走りの安定感や下りの慣性スピードは、細身のローディーのそれを遥かに凌駕する。
漫画好きで、碧と意気投合する設定もあったが、劇中では実現されていない。

黒田杜夫 くろだもりお

凱旋学園高校化学科教諭 凱旋学園自転車部顧問

凱旋自転車部のOBで、幼少期のすばるにかけた言葉が決め手となり、自転車部の顧問になる。
かつて凱旋自転車部は廃部に追い込まれた歴史があったが、その原因は黒田の極端な結果史上主義に部員たちがついて来なくなったことによる。だがそんな偏った思想も一途たちのひたむきな姿を見て徐々に和らいでいく。
変わり者で、暇さえあれば化学準備室で趣味のオリジナルのフレームを溶接している。
親友の恩田健太郎の妹・冴子に叶わぬ恋心を抱く。通称クロモリ。30歳。

恩田冴子 おんださえこ

サイクルショップ「サイクロン」店長

消息不明の店長で実兄の健太郎に代わり、サイクルショップ「サイクロン」を切盛りする女性店長。28歳。
黒田とは高校時代からの付き合いだが、黒田には友人以上の感情は抱けてはいない。
風貌や自転車への情熱がそっくりな一途と健太郎とをダブらせて見ている。
チーム・サイクロンの運営自体には直接関わってはいないが、凱旋自転車部を含め、親しいチームへのサポートは積極的に行っている。

恩田健太郎 おんだけんたろう  愛機:トレックMADONE SL5.9 他

サイクルショップ「サイクロン」前店長

冴子の実兄。黒田とは高校時代の同級生で、共に凱旋学園自転車部OB。30歳(画像は23歳当時)
サイクルショップ「サイクロン」の店長をしていたが、フランス旅行中にガリビエ峠で消息を断つ。
かつて凱旋自転車部が最強だった時代、朝日奈零郎の出現によってその歴史が断たれるが、当時の朝日奈を最後まで追い詰めた唯一の選手が、他ならぬ、この恩田健太郎だった。
朝日奈がライバルとして認める数少ないレーサーのひとり。

松下電 まつしたあきら  愛機:パナソニックPOSチタン

チーム・サイクロン所属レーサー 家電量販店勤務

チーム・サイクロンのリーダー。35歳。
ロードレースの戦略・戦術に精通し、チーム戦においてはサイクロンの司令塔的存在。
ちなみにチーム・サイクロンはサイクルショップ「サイクロン」に集う客が自発的に結成したクラブチームで、松下はその発起人である。メンバーはロード・MTB含め総勢数十名に登るが、劇中に登場するのはその中のロード精鋭部隊たる4人のみである。

石橋大也 いしばしひろや  愛機:アンカーRHM9

チーム・サイクロン所属レーサー タイヤショップ店員

チーム・サイクロンのメンバー。32歳。
登りは苦手だが下りは恐ろしく速いダウンヒラー。他の追随を許さない過激な下りっぷりに、レース仲間からは「下りジャンキー」と呼ばれ恐れられている。
ロードバイク以外にもDHバイク、モーターサイクルも嗜む。
設定上では瑠衣の下りの師匠的な存在になる予定であったが、劇中での実現はされていない。

朝日奈零郎 あさひなれいろう  愛機:ピナレロPRINCE SL

プロレーサー

国内タイトルを総ナメにしてヨーロッパに渡ったが、夢破れ帰国。実業団チーム・ピットブルに招かれてレース活動を行う傍ら、自らのチーム「エキップZEROW」を結成すべくメンバー探しに奔走。
そんな中で一途に出会い、パーツを貸してレース参戦を促す等、強い関心を寄せる。
舞代高校自転車部のOBであり、高校時代、当時最強だった黒田や健太郎らの凱旋学園の連覇を「たったひとりで止めた」伝説を持つ。通称ゼロー。30歳。

三ツ葉凝和 みつばさだかず  愛機:コルナゴC50

チーム・ピットブル所属レーサー 宅配便会社勤務

朝日奈の大学時代からの友人。31歳。
かつてチーム・サイクロンに所属していたが、朝日奈にアシストを頼まれチーム・ピットブルに移籍。
サイクロンを脱退する際についたヘタな嘘と、レース直前の脱退という最悪のタイミングによって、サイクロンのメンバーから恨まれる羽目に。
憎まれ口を叩くが、努力家で人のいい男。レーサーとしての能力も高く、朝日奈からの信頼も厚い。

小平良麗央奈 おべられおな  愛機:オペラLEONARDO FP

舞代高校3年 舞代高校自転車競技部主将

ジュニア全日本選手権ロードレース優勝者。
幼少期から朝日奈に憧れ、小学生時代からロードレースに参戦。その才能を釜池に見い出され、朝日奈を超えることを目標に舞代高校に入学したエリート。登り、スプリント共に強みを発揮するオールラウンダー。
普段は穏やかな風貌だが、本気モードに入ると豹変する。その二面性から部員達に恐れられている。
朝日奈に見込まれた一途に激しい嫉妬心を抱いている。好きな音楽はオペラ。ワーグナーとQUEENを愛聴。

黒野大夢 くろのたいむ  愛機:タイムVX ELITE

舞代高校2年 舞代高校自転車競技部部員

インターハイ自転車個人タイムトライアル優勝者。
タイムトライアルのスペシャリストで、高速で長時間の単独走行が可能。さらに平常から特殊な改造マスク着用の低酸素トレーニングにより、爆発的なスプリント能力も伴せ持つ。
単独行動を好むが、集団走行時はエースに忠実なアシストをする義理堅い性格。伊豆-富士スーパーロードでは小平良のために多段の発射台を構築すべく、あえて敵であるすばるを引いてゴールスプリントに絡ませた。

元坊小長 げんぼうささのぶ  愛機:マーリンCIELO

舞代高校2年 舞代高校自転車競技部部員

チャレンジサイクルロードレース優勝者。
コッピと名付けたキジバトを飼いならし、鳥の動きから風を読む能力に長ける。
見た目同様その言動は幼く、お調子者で自己中心的。チームメイトの黒野から「風は読めるが空気は読めない奴」と揶揄されている。
その性格ゆえ勝つためには手段を選ばないため、集団の中にいると厄介な曲者。

釜池高治 かまいけこうじ

舞代高校体育科教諭 舞代高校自転車競技部監督顧問

朝日奈が自転車部に在籍中だった時代のチームメイトで、現在は監督顧問。30歳。
現役時代、舞代高校の評価が朝日奈ひとりの活躍に対するものであった悔しさから「全員がエース級」という最強チームの構築に非情なまでの執念を燃やす。
中でも小平良に対しては自らの朝日奈トラウマからの脱却の夢を託し、10年以上に及ぶ英才教育を施す。
朝日奈出現以前、健太郎や黒田が現役だった頃の凱旋学園に一度も勝てなかったことに強い復讐心を持つ。

桃井まりあ ももいまりあ  愛機:デローザTEAM

舞代高校2年生 自転車競技部マネージャー

1年の時に選手であったが、釜池の最強チーム構想から外され、マネージャーとなった。ちなみに彼女以外の女子部員は全員、部を去っている。ひときわ自転車への情熱の強い彼女だけがマネージャーとして部に残った。
自ら打ちのめされた経験から、自転車競技に対する甘い考えに厳しく、素人然とした凱旋学園自転車部の言動に強い嫌悪感を抱く。
しかしやがて、初心者なのに全力以上の力を出し切る凱旋の姿勢に、共感と尊敬の念を覚えるようになる。

一本木一徹 いっぽんぎいってつ

ラーメン神速店主

一途の実父。料理と出前のスピードをウリにするラーメン屋「ラーメン神速」の店主。52歳。
豪快な性格だが、一人息子の一途を心から愛し、一途の不器用ぶりに苛立ちつつも常に心配している。
当初は一途がロードバイクを始めることに対して、不器用な一途には危険だと反対していたが、一途が自転車を通じて頼もしい男に成長していくにつれ、次第に口を挟まなくなった。
妻はイタリア在住でパスタ料理の修行中。神速イタリア店の開店を目論んでいる。

蒼井碧 あおいみどり  愛機:ビアンキVICINO 他

三芹瀬高校1年生 ラーメン神速ウエイトレス

一途の従妹で、同人誌とコスプレ衣装の制作費を稼ぐために神速で店員のバイトをしている。
コスプレ好きで、ロードレーサーのウエアをオリジナルコスプレと勘違いして親近感を抱く。
天然ボケな所があるが、心優しく献身的な一面もあり、伊豆-富士スーパーロードでは補給食としておにぎりを用意。これは疲労の極限にあるであろう選手のために、精神的にも食感的にも癒し効果のある食べ物をという配慮で、知多のアドバイスにより消化の悪い海苔や具は使用しないという徹底ぶりだった。

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